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銀行員が定期預金を作るとき [銀行(員)と付き合う法]

たとえば、
歯医者さんが自分の虫歯を治すときにはどうするんだろう
とか
散髪屋さんが自分の頭を散発するときはどうするんだろう
とか考えたことはありませんか?

少し違うかも知れませんが、銀行員は定期預金するときは
カウンターの前で作ることはありません
内部で伝票をまわすか、ATMで作ります

財形貯蓄をしているのと
職場結婚した人なんかは、奥さんが貯金に詳しいのでまかせっきりというか、自由にさせてもらえません
(銀行員で「お金がない」という人の多くは奥さんがしっかりしている人のことが多いです

ところで、たまには、よその銀行(他行)にも預金はします
昨日わけあってある銀行に定期預金をしに行きました
カウンターの向こう側から預金をするということはこういうことなのかと唖然とし
結局、預金をせずに出てきてしまいました

面白いので詳細に書いて見ましょう
実は、その銀行のとある支店に預金口座があるのですが、
自宅からは遠いので、自宅の近所の支店に作ろうかと考えたのです

自動ドアを過ぎて中に入ったのですが
週末の2時過ぎでした
それなりに店内は込んでいましたが、番号札の機械が目に入りませんでした

カウンターの上の看板を見たら
振込みとか何とかと書いてありました
少なくとも定期預金とは書いてありません
左手奥のほうは、新規・運用相談と書いてあります

「新規」といっても口座はあるし、「運用相談」というほどの金額でもないし
フロアーにいるおねぇーさんもおじさんもいませんでした
この銀行はたしか、フロアレディがいるはずなのに。。。。と思いつつ
仕方がないので、カウンターのおねーさんに声をかけてみました

「ふつーに定期預金を作りたいのですが」と
そうしたら、仕事を中断して、横の通用ドアから出て来てくれました
(仕事を中断させて席を立ち、しかも不用意にドアを開けたらだめですよ)

フロアーの人はいないですねぇ と独り言を言いつつも見つけたおじさんを手招きして呼んでくれました
「このお客さんは普通預金の新規だそうです」とおじさんに声をかけていただきました

おいおい
私が言ったのは、「普通の定期預金を作りたい」ということですよ
(ちなみにあなたが普通預金の係りでしょ)

おじさんは、番号札の係りのところに私を連れて行ってくれて、ボタンを押して
番号札を取り出してくれました

※皆さんは、番号札は自分でおとりになったほうが気軽ではないですか?
おじさんは、「これは違う」とぶつぶつ言いながら、もう一枚の番号札を取り出してくれました
(私には「369」という風に見えました)番号札を受け取って、その番号札はポケットに入れて
おじさんに案内されて「運用相談」のコーナーに行きました

(ここまでの復習)
①この銀行の支店は、フロアさんが二名もいらっしゃるのに、私が入ったときは誰も見当たりませんでした
②来店の挨拶は防犯の為にも必ず必要ですが、挨拶した人はいません
③「番号札」を取るのくらいは知っていますが、番号札の機械が、支店のロビーの向かって右手にあり、見えにくくなれていないとわかりにくいです
おそらく、「お客が番号札を取る」という発想がいつの間にかなくなり「フロアーマン(レディ)がとってあげる」という考え方になっているのでしょうね
④最初に声をかけたカウンターの女子行員さんは、親切にも、席を立ってカウンターのドアを開けて、とりあえずかつ不思議そうに案内をしていただきました
⑤それはそうと「定期預金」という言葉が見当たりません
タッチパネルにはあったようですが、おじさんが操作してしまいました)
高齢者ではないですから、本当に余計なお世話です・・・・・・・

(続く)





タグ:銀行のCS

銀行員が定期預金を作るとき(2) [銀行(員)と付き合う法]

「運用相談」コーナーに通されたとき
待合のイスには、座っていたのは私と後二人の三人でした
「運用相談」コーナーのカウンター(ブース)は3つありました
表示された番号札の番号は、364、366、365でした
実は、私は「366」番の札を持っていたのですが、てっきり「369」だと思い込んでいました

真ん中のカウンターの女子行員の方が「366」番の方はいらっしゃいませんか
と呼んでいるのがわかりました
私はといえば「お客は3人しかいないのにおかしいなぁ」と少しだけ不思議に思いながら
待合のイスの奥のほうに座っていたもう二人のお客のほうを見ていました

実は、この二人のお客は、車椅子に腰掛けた80歳代くらいのおばぁちゃんとお付き添いの方でしょうか60歳代くらいのお嫁さん(または娘さん)の二人連れでした
そこには、この支店の得意先係と思われる30歳前後の若い行員さんが中腰になって話を聞いていました
きっと大口のお客様なのでしょう あるいはご融資先の社長様のご家族なのかも知れません
ありそうであまりない光景です
私はといえば60歳代のおばぁさんの声が大きくて、なんとなく聞き入ってしまいながらいらいらしていました
「客は少ないのにまだなのかなぁ」とか
「うるさいから、応接コーナーにでも連れて行けばいいのに」とか
考えていました

そうこうするうち、後から来た客がひとり二人とカウンターに座っていわゆる「運用相談」をしていきました

そのうちカウンターのドアが開き、別の女子行員が出てきました、お金を入れる緑色の長方形の「カルトン」を二つ持って出てきました さっきの男性行員がお待ちどうさまでした とかいいながら。。。。。。
注:「カルトン」=金融機関等で現金や通帳、カードを乗せる時に使う受け皿

あろうことか、その女子行員はおばぁちゃんの前にひざまつき、両手に持った「カルトン」を床のカーペットの上において説明を始めたのです
仮にも、お金とか預金通帳などのお客様の重要物を床に置くなどということは銀行ではありえません
(注:想定されていないので禁じられているわけではありませんが。。。。。。)

「カルトン」には、現金は乗っておらず、計算書が乗っていましたから、預金の解約か乗り換えあるいは振り替えとかだったのでしょうね
説明が終わると、この優秀(?)な得意先係の行員は、
「今日はどうやってこられましたか?タクシーなら、ぼくが表で拾いましょう」といって出て行ってしまいました
そうこうするとタクシーが止まったらしく、戻ってきて、このうるさいおばぁちゃん二人を連れ出してくれました
(注:車椅子に乗ったおばぁちゃんは物静かな方でした)

<つづく>


銀行員が定期預金を作るとき(3) [銀行(員)と付き合う法]

<つづき>

待合に一人残された私は
「ひょっとしたら。。。。」との思いで、ポケットにしまった「番号札」を確かめたのです
そうです、さっき呼ばれた「366」番は私だったのです

入り口が混んでいたことから、待つのが当たり前と思い込んでいたことから
気がつきませんでした
さっきのおばぁちゃん二人連れ以外には私しかいなかったのですから、気づくのが当然だったのかも知れません
なんとまぬけな客でしょう すべて客である私が悪いのですが。。。。。。

注:実は、この銀行もいまいちです
①待合イスには、この二人連れのおばぁちゃんたち以外には私しかいないのですから、声をかけてもよさそうなものです(防犯上からも、長くイスに座ったままの方には声をかけるのが普通です まして、他の客の様子を見つめている不信な客なのですから)
女子行員さんは、ナンバーを呼ぶときに立ち上がって声を出していましたが、形式にとらわれずに声をかけたらいかがでしょうか?

②得意先係の男子行員さんもフロアーマン(レディ)の方もお気づきにならなかったのでしょうか。。。。

一応私もよその銀行のものとはいえ
①来店客に挨拶がない
②定期預金をどこで作るのかわからない
③長時間イスに座っている客への声かけがない
④お金や預金通帳を入れる「カルトン」を床に置いた
などなど、この銀行は「少し緩んでいるのかも!」と検査部のような目で見てしまいました

<つづく>


銀行員が定期預金を作るとき(4) [銀行(員)と付き合う法]

<つづき>

自分のことを恥じ入りながら、さっき立ち上がって「366番のお客様!」とカウンターで呼んでいた女子行員の方のカウンターに駆け寄りました 彼女は他のお客様を受けていましたから、隣のカウンターに誘導してくれました

その女子行員さんは、たぶんいい人のようでした

<つづく>

タグ:預金 CS

銀行員が定期預金を作るとき(5) [銀行(員)と付き合う法]

<つづき>

そろそろ飽きてきました

恥ずかしながら、銀行員なのに、定期預金作り方を知らなかっただけなのです
でも、結局、この銀行のこの支店で定期預金をするのはやめました

カウンターに座った時、お相手していただいた女子行員さんの態度も言わずもがなです

この銀行のこの支店の特長は
①感謝の気持ちがないこと
②銀行と言う組織として「支店長」とか「副支店長」とかのトップの目が行き届いていない
の2点に集約します
フレンドリーでもなく、金融機関特有の緊張感もありません

銀行員は、その会社を訪問した瞬間にはその企業のよしあしを判断してしまいます
いろいろ書類をもらうのは稟議書を完成し、検証するためです

同じことが預金する人にも言えます
銀行の支店に入った瞬間にその銀行を評価しています

飲み屋のおね-さんに嫌われる職業 [銀行(員)と付き合う法]

飲み屋のおねぇーさんに嫌われる職業ワースト3と言うのがあるらしいです
職業抜きで語るとみんないい人なのですが。。。。。。
職業は「体」を語ってしまいます

順番はよくわかりませんが、
①警察官
②学校の先生
銀行
だそうです

すべて「上から目線」です
私生活でもそういうところはなかなか抜けないものです

もし、あなたが銀行員なら、お金を貸すご商売なら
そんな性格に変わっているかもしれません
あっ!小生もそうでした。。。。

こんな企業にお金を貸したい① (あなたが銀行員なら。。。。。) [銀行(員)と付き合う法]

もし「皆さんがお金を貸されるなら」という視点で考えてみたら
お金を貸す時のキーワード(融資ポイント)は
①貸したお金を返してもらえるか
②貸したお金が有効に使われるのか
③企業が持つ経営資源、経営資産はどうか
④先行きはどうか
ディスクローズは行なわれているか
⑥企業としての売却価値(商品価値)はあるのか
ということだと以前申し上げました
(2008-09-27 お金を貸すということ。。。。。 [素敵な企業、素敵な経営者]参照)

重複してしまいますが、少し説明させてください
今、お読みの皆さんも銀行員になってください

ご融資をするときまず考えるのは、やはり「貸したお金は返してもらえるのか!」 と言うことです
預金者の皆様からお預かりした大切なお金です
預金者の方に成り代わってまとめてお金を融通しているのですから
返していただけるのかと言うのが最大のポイントです

銀行員もやはりサラリーマンですから、大口の貸出を銀行に有利な条件で成約させるのが
第1番の目的にしてる人もたいへん多いですが
やはり、お返しいただけない融資は避けないといけません

「貸し渋り」話の報道を見ていると
銀行の公共性とか使命というはなしを補助金を配るかのように話す人もいますが
やはり、皆様の大切なお金を安全確実に運用すると言う使命を忘れてはいけません

ですから、やはり「返していただけるかどうか」と言うのが一番のポイントなのです
借入で銀行と付き合うためには
「借りたお金は必ず返す」というシナリオや行動が必要です

借りるときは「必ずお返しします」とおっしゃる方は多いのですが、
倒産したりして督促をすると「貸したほうが悪い」とおっしゃる方もいらっしゃいます
ほんのわずかではありますが。。。。。。

こんな企業にお金を貸したい② (あなたが銀行員なら。。。。。) [銀行(員)と付き合う法]

融資をするとき、やはり考えるのは、「貸したお金は有効に使われるのか」と言うことです

「何でもいいからどうぞお使いください!」などとでも言いたそうにセールスする銀行員はたくさんいます
返していただけるのが明らかな企業にはぜひとも貸したいものです
お金を貸す理由なんかは後付けかもしれません

しかし、貸し出しの返済は長期間にわたるのが一般的です
今、足元は業績・財務内容等がいい企業でも将来はどうなるかわかりません
また、いわゆる「公共的な使命」に照らしても、そんないい加減な融資はできないのです
預金者の皆様に代わって、大切な資金を束ねてご融資しているのですから。。。。

ご融資するときの検討事項の一つに「使途確認」というのも大切なことです
「なにに使おうと返せばいいでしょ!」というわけには行かないのです

皆さんだって、お友達にお金を貸すときなんか、そんな風にお考えになるのではないでしょうか
友人関係だと
・貸すというよりはやったようなもの
・あいつは裏切らない
・出世払いでいい
・小額だし
と言うことでお気軽に貸されることもあるかも知れませんが、
あなたが貸したお金を「すべてギャンブルにつぎ込んだ」などと聞かされたら虚しいものでしょう

企業の成長・発展のために使われてこそ銀行員としての喜びもあります
あの会社の成長のお手伝いができた
あの会社の工場の資金は、私が稟議を書いた
あの会社の倒産の危機を私が救った
などと、振り返ってみるとうれしい思い出をいっぱい作りたいものです
そんなときこそ銀行員冥利に尽きるものがあります(自惚れですが)

※銀行法第1条
この法律は、銀行の業務の公共性にかんがみ、信用を維持し、預金者等の保護を確保するとともに金融の円滑を図るため、銀行の業務の健全かつ適切な運営を期し、もつて国民経済の健全な発展に資することを目的とする

こんな企業にお金を貸したい③ (あなたが銀行員なら。。。。。) [銀行(員)と付き合う法]

融資するときやはり考えるのは、借り手の「ひと、もの、かね」です

皆さんも思い当たる節はありませんか?

1.「ひと」の側面を見てみましょう
ワンマン経営
番頭さんがいない
社長病気になったらどうなるんだろう
生活や交際ぶりが派手
ルールを守らないことが多い
従業員がよくやめる
従業員さんが不満をよく言っている
従業員さんが遊んでいるように見える(人が多い)
労働組合が過激で赤い旗が立っていることがある
対応に誠意がない
乱暴をふるわれそうな気がする
いろいろとツテを頼った話が多い

2.「もの」の側面を見てみましょう
商品や製品やサービスのレベルが低い(品質がよくない あやしい)
飲食店なら美味しくない
工場が危険(知り合いとはいえ自分の身内はあの会社では働かせたくない)
仕事がきつい(残業が多い)
社長の車がよく変わる
公害を発生させている疑いがある
苦情・クレーム・返品が多い

3.「かね」の側面を見てみましょう
給料が安い
金も資産もありそうにない
儲かっていない
無駄遣いが多い
お金にルーズ

等々、いわゆる経営資源や経営資産をチェックしてみると
企業経営として疑問点が多いですね

このような企業にご融資するときはすごく勇気がいるものです

企業が倒産したり破綻したりすると、必ず、このようなシグナルが出ていたのに見抜けなかったのか
と言われてしまいます
「あの会社によく貸したなぁ!」と。。。。。。

小生の勤める会社のことかも知れませんが。。。。。
タグ:融資

こんな企業にお金を貸したい④ (あなたが銀行員なら。。。。) [銀行(員)と付き合う法]

やはりお金を貸すなら、将来性のある生き残っていく企業に貸したいものです

平たく言うと「先行き」はどうなのかと言うことです

融資の相談を受けるとき、必ず皆さんがおっしゃるのは
先行きは明るい このお金があればうち(わが社)は大きくなれる
販売見通しは明るい(この商品は必ず売れる)
われわれのビジネスは社会のためになる
等々バラ色の話ばかりです

しかもいい話は大きく、悪い話は小さくと言うのが良くある話です

かつて隆盛を極めた DDT PCB チクロ 等々のように
ある日突然、使用禁止・発売禁止になるものもあります
今よりも先々も順調に業績が推移していくのか
と言うシナリオ・予測が必要です

中小企業の場合、新規の取引話で持ち込まれるのは
①水
健康
介護
④IT
が多いような感じがします

①水と②健康については、当事者の思い入れほどには万人向けではありません
こんな話もありました
ホームセンターで売っている「水」を仕入れて、ある光を当ててボトルを詰め直した「水」が健康にいい
というはなしです 科学的な検証力には素朴に疑問があります

③介護ビジネスもなかなか商業ベースに乗せられるようなシナリオがかけないのが実情です
世の中のニーズの重大性は理解できますが、ニーズとビジネスは同じものではありません

④ITは、なんとなく先進技術っぽく聞こえてしまいますが、陳腐化が著しいのと完成度・信頼性が弱いケースが多いようです

何でもかんでも否定するわけではありませんが、「先行き=将来性」については、納得できるストリーが必要です



タグ:貸し渋り

こんな企業にお金を貸したい⑤ (あなたが銀行員なら。。。。) ディスクローズのない企業には貸したくない [銀行(員)と付き合う法]

皆さんが、お金を貸すときどんなことを考えますか?
実は、銀行員と同じことをお考えになっていらっしゃるはずです

「わかった、わかった」とか「よっしゃ、よっしゃ」と貸す人は少ないと思います
「出世払い」とか、かっこいいことを言ったところで、
「やったも同然」と腹をくくっていらっしゃるのではないでしょうか

ところで、今まで、
お金を貸す時のキーワード(融資のポイント)は
①貸したお金を返してもらえるか
②貸したお金が有効に使われるのか
③企業が持つ経営資源、経営資産はどうか
④先行きはどうか
ディスクローズは行なわれているか
⑥企業としての売却価値(商品価値)はあるのか
と言うことだと述べてきました

①~④は、すでに詳述しましたから、今回は、「ディスクローズ」について話してみましょう
・どこの誰だかわからない人にお金を貸すと言うことは勇気の要ることです
あるいは
・隠し事をされていると貸した後で倒産したなどということもあります

たとえは適切ではないかも知れませんが、重大な病気のある人が生命保険に入った直後に
お亡くなりになるようなものです
生命保険は、プロのお医者さんが診察した後で加入しますが、
融資は、銀行員自らが診断しなければいけません
そういう意味では、銀行員は「プロ」ですから、弱音は吐けませんが。。。。

結婚したら、配偶者(ご主人や奥さん)に、いっぱい借金があったことがわかった
などと言うことも時々あるかもしれませんね

銀行からお金を借りる時や企業を大きくしようと思うのならデスクローズ=透明な経営は欠かせません
よく、銀行員と話をすると興信所のようだと言われてしまうこともありますが、調査の一環なのです
医者に見てもらう時も、お医者さんが代わるたびに同じ事を聞かれるはずです
病気でも保険に入れます
それと同じように、現在、財務内容とか経営振りに課題があったとしても
病状や回復見込み(先行き)や処方箋が明確であったりすれば、
体力に合わせた無理のない融資はできるものです
だからこそ、ありのままをディスクローズ(明らかに)することが必要です
隠して隠して粉飾してもあまりいいことはありません

担当が替わったり、時がたてば、やはり銀行員も同じような問診をし、レントゲンや検査をしないといけません
財務諸表(決算書や試算表)をもらって、コンピューターにかけて分析をします
コンピューターは与えられた資料やインプットされたデータからしか分析できませんから
ウソの決算書であれば答えは間違ってしまいます
多くの場合、今までの入力データから、トレンドや整合性をチェックしてくれますが
ご新規の場合はなかなか見つけにくいこともあります

今、世の中は「貸し渋り」と言われていますが
実際には、業績のいい企業には 、銀行員が日参し、「要らない(かも知れない)お金」を借りてもらおうと必死です
また、金利も値引き(優遇)してセールスします

こんな状況ですから、調査もシツコクできません (嫌われてしまいます)

しかし、いい(こういう点がしっかりしていて、是々非々で対応してくれる)銀行員とお付き合いされることをお奨めします
身の丈にあった、体力にあった、成長力にあった借入をお奨めいたします

こんな話があります
昔々、粉飾していた企業がありました
取引銀行を三つのグループに分けたうえで
決算書、銀行取引明細、担保明細を三つに分けて
それぞれのグループ毎に、別々のものを提出していたようです

あるとき、とうとう辻褄が会わなくなり、ある銀行から融資を受けられなくなり
ついには倒産してしまうのですが、
その時、その会社の経理部長は
「ほっとしました」
とおっしゃったそうです

ps.参考までに、東証の「適時開示情報ルール」を貼り付けておきます
http://www.tse.or.jp/rules/td/yousei.html
上場企業に求められるのはすごくたくさんありますね
「適時開示が求められる会社情報は、有価証券の投資判断に重要な影響を与える会社の業務、運営又は業績等に関する情報」のようです

こんな企業にお金を貸したい⑥ (あなたが銀行員なら。。。。) 売却価値がある企業は頼もしい [銀行(員)と付き合う法]

昨今はM&Aブームです
※M&A : mergers and acquisitions 企業の合併・買収.

以前なら、後継者がいないとお悩みの企業も、M&Aですんなりと事業を存続させることも可能になりました
企業を経営する以上は、企業そのものの商品価値を高めていくことが必要です

商品価値の高い企業とは
資産がある
②収益力が高い
特許等の何かしらのノウハウがある
④オンリーワン企業である
等々何かしら魅力のあるものです
100点満点である必要はありません
ストロングポイントがあればいいのです

足元が赤字であったとしても、ほんの少しの工夫とやる気があれば黒字になるものです
ひょっとしたら、ストロングポイントが埃をかぶっていたり眠っているのかも知れません
不景気の今がチャンスです
昨年は「あぶり出し」元年でした いろんなところの弱さが出てしまいました
今年のキーワードは「磨く」とか「輝く」と言う言葉かも知れません
一からのスタートではなく、再び輝くために、今あるものに磨きをかけて行くことが必要な一年かもしれません

時は新年を迎えたばかりです
今こそ、自らの企業の経営資源・経営資産をチェックして、その上で、この一年の事業計画に織り込まれたらいかがでしょうか。。。。。

ヒト、モノ、カネ・・・・・技術・情報 等々を、自らの手で確認してみませんか
何が強みかと。。。。

「ヒト」とは、経営者であり、番頭さんであり、従業員の皆さんです
「モノ」とは、「製品・商品」そのものであり、工場や店舗などの資産です
「カネ」とは、事業に投入できる資金です 経営者個人の資金でも、事業に投入できるものはカウントしてください

たまには、お取引銀行にその自己評価をお持ちになったり、あるいは銀行からの評価をお聞きになったらいかがでしょうか
金融不安」とか、「貸し渋り」と言う前に、銀行の使い方を、金貸しからパートナーに切り替えてみませんか
雨の日のゴルフで優勝したときの優勝者の弁を思い出してください
自らの実力もさることながら、パートナーやアドバイサーに恵まれていることがわかります
http://beniha.blog.so-net.ne.jp/2008-10-15

倒産した企業やお友達を思い起こしてみませんか。。。。。
(失礼ながら)「人がいい」と言うのは褒め言葉ではないのがわかります

目指せ1番!!

蛇足ながら、銀行が企業のパートナーでなくなった時、ふと寂しさを感じてしまうのは小生だけでしょうか。。。。

※転職をお考えの方へ
あなたのストロングポイントはなんでしょうか?
あなたのお勤めの企業のストロングポイントはなんですか
磨いて輝いてみませんか。。。。。。

裏口入学の法則 [銀行(員)と付き合う法]

受験シーズンもほぼ終盤にかかってきました
最近では、「裏口入学」と言う言葉があまり聞かれなくなりました。(昨年、どこかの県で教員採用試験の件で似たような話があった記憶はありますが、「裏口入学」と言う言葉が大きく採り上げられることはなかったのではないかと思います)

「裏口」と言う定義もすごく曖昧ですが、想像で議論すれば
①「うちの息子(娘)は、頭が悪いので(成績がよくないので)、お口添えをお願いしたい」と言うことでしょうか
②「お口添えのお手間として、対価は払います(払っています)」と言うようなこともあるのでしょうか

学校の入学選抜試験が、成績を基準としている場合には、上の①②のような状況をいうのかも知れません

では、工事の入札の場合はいかがでしょうか
①「うちは技術力が低いので、お口添えをお願いしたい」
②「わが社は、入札価格が高いかも知れないけど、ぜひともこの工事は請け負いたい」
③「お口添えのお手間として、対価は払います(払っています)」

と言うことでしょうか。。。。

では、金融の現場ではどうでしょうか
①「うちは財務内容が悪くて正面から銀行に行っても融資はしてもらえません お口添えをいただけませんでしょうか?」
②「お口添えのお手間として、対価は払います(払っています)」

と言うことでしょうか。。。。。

もし、金融の現場で、こういう話があったのなら
A:うちは財務内容が悪い
B:銀行から要求されるような書類を見せたら融資が受けられない
とでも自ら証明されているようなものです
もし、小生にこういう話が来たら、やはり警戒せざるを得ない企業からのお申込ということで通常の時に比べ「何か隠されているのではないか」と徹底的な調査を行なわざるを得ません

融資の現場でのポイントの一つには「返してもらえるかどうか」と言うことがあります
融資は優先順位の順番を変えることがテーマではありません

タグ:裏口入学

銀行についての素朴な疑問 [銀行(員)と付き合う法]

「自分の常識は他人の常識ではない」と誰とはなくおっしゃることがあると思います

銀行と言うのは、比較的、基本的な商品に違いがないのが一般的ですが、最近、素朴に疑問を持つことがあります

確かに、
コンピューター化(機械化)・・・・・コンピュータで処理すること
事務のセンター化(集中化)・・・・・すべてをその支店で処理するのではなく、日本全国の処理を事務センターで一括処理するもの
業務の多様化・・・・・たとえば、キャッシュカードクレジット会社のクレジット機能が付いているものもあります
資金の市場化・・・・・金利マーケットに追随するなどから、各行の金利が異なること等
などが進んだこともあり、銀行によってはずいぶん異なっているようです
業務の自由化・・・・・いわゆる「護送船団方式」ではなくなりました

から、各行により仕事の仕方や言葉づかいや書類(帳票・伝票)等々がずいぶん異なってきています

ただ、基本的な用語には、そう大きな違いはないかと思いますが、 一方で、素朴な疑問も生まれてしまいます
同じような事柄なのに、なぜこうも難しく語ってしまうのか。。。。ということもありますね

たとえば、いろんな銀行のHPなどに見られる記述の仕方にも微妙に違いがあります
ひょっとしたら商品内容が違うのかも知れません
お客様は、預金金利や預け入れ期間をかなり意識されますが。。。。。。。基本的な事項については、そんなに違わないと思うのが一般的なはずですね

下記の通り各行のHPは微妙に違っていますのでお取引きをされるときには注意・留意そしてご理解が必要です

1.定期預金を中途解約したときの金利の考え方

A銀行 (オーソドックスな書き方です)
期限前解約:やむをえず満期日前に解約するときは、当行所定の利率により計算します。くわしくは、商品説明書をご覧ください。

B銀行 (複雑ですが、オーソドックスな書き方です)
満期日前に解約される場合は、期日前解約利率が適用されます。(この利率により計算した利息額が、すでにお支払いした中間払利息額(中間利払い日が複数ある場合は各中間利息の合計額)より少額のときは、その差額をお支払いいただきます。)

C銀行 (解約のコメントはなく、「一部解約サービス」について説明してあります)
期間1年超の定期預金をお預け入れいただきますと、1年経過後には、必要な金額だけ(単利型のスーパー定期300は300万円を下回らない範囲まで)何回でもお引き出しいただけます。一部解約後の残高には、お預入時点の利率がそのまま適用されますので、便利でおトクです(ただし、一部解約部分の適用利率は期限前解約利率となります)。
※ 複利型のスーパー定期で、一部解約後の残高が300万円未満となる場合は、一部解約日以降はお預入時の300万円未満の店頭表示利率が適用されます。

D銀行 (原則解約はできないらしいです)
原則として満期日前の中途解約はできません。利息は6ヵ月ごとの複利で計算し、満期日以降に一括して支払います。
また、欄を変えて
「この預金は、原則満期日前に中途解約できません。なお、別途規定に定める事由により例外的に満期日前の解約に応じることがあります。ただし、この場合においても一部だけの解約はできません。中途解約する場合は所定の計算式に基づき利息計算を行います」とも書いてあります

E銀行 (オーソドックスな書き方です)
中途解約:満期日前にご解約の場合は、当社所定の中途解約利率により計算した利息を、元本とともにお支払いします。なお、「○○定期」(スーパー定期複利型・通帳式)はお預け入れ後、6ヵ月経過後であれば一部解約も可能です。

2.預金の受入れについて

A銀行 (預金なのに「販売」とか「ご購入方法」という言葉が見えます)
販売対象は個人の方に限定させていただきます。
預入金額は50万円以上1円単位です。上限はありません。

法律論等を考えたら、どのように理解していいのか素朴に疑問です

3.預金保険について・・・わかっているようでわからない話です

A銀行 
定期預金は預金保険の対象です。預金保険については窓口までお問い合わせください。

B銀行
この預金は、当行が元本保証しておりますが、当行の業務又は財産の状況の変化を直接の原因として元本欠損が生じる場合があります。
この預金は預金保険の対象として、同保険の範囲内で保護されます。くわしくは店頭掲示ポスターをご覧下さい。

C銀行・・・・(「預金保険制度について」と言うことで、別立てに記載してあります 「スーパー定期預金」の欄には記載はありません)

D銀行
安全・確実に資産を運用
元本保証、預金保険対象、満期まで変わらない固定金利でお預かりしますので、安全かつ確実に資産をふやせます。

E銀行
この商品は元本保証商品です。預金保険制度の対象となっていますので、万一当社が払戻しを停止した場合においても預金保険の保険金の範囲内までは保護されます。

4.振込み手数料について
最近はフィービジネスと言うことで、各行とも、何かと手数料が必要ですが、送金(為替)手数料については少し不可解なこともあります

3万円未満と3万円以上で手数料率が違うのはなぜだろうか
②全銀協の為替決済システムを使うのなら、手数料は同一でいいのではないか
ATMの利用者は優遇されている(手間が省けるので当然と言えば当然)
④大口預金者には優遇されている(囲い込みと言う意味でも、理解できる)
郵貯銀行(郵便局)の送金システムはどうなっているのだろうか
(なにか複雑です)
特に、「振替」「払込」「振込」の区別はよくわかりません
ATMには「0円」と言う表示もあります
また、
ATMで「払込」を行うと 3万円未満が 80円 3万円以上が290円です
窓口で「払込」を行うと 3万円未満が 120円 3万円以上が330円です
5万円の送金だと2万5千円を二口にしたほうがお得です
郵貯銀行HP http://www.jp-bank.japanpost.jp/ryokin/rkn_furikae.html

金融自由化」とはいうものの、基本的な考え方は、業界団体等で整理されるのが消費者利便(=わかりやすい)と言うことのような気がします

このように銀行員でもよくわからないことが多いのです









「火消し」なのか「植木屋さん」なのか (銀行ってあなたの何?) [銀行(員)と付き合う法]

あるサラリーマンに「銀行に何を期待するのか?」と聞いたら、「お金を貸してくれるかどうか」という返事が帰ってきました
個人ベースでもそういうことを考える人がいるんだと思った次第です

一般的には
①高い預金金利
②安全性(破綻しない)
③貸し渋りをしない
などを真っ先に挙げる人が多いのかと思います

企業なら、これらに
④経営のアドバイスをしてくれる
⑤経営情報をくれる
⑥気軽に相談に乗ってくれる
借入金利が安い
⑧行員がフレンドリー(親しみがある)
⑨企業イメージが上がる

というようなことでしょうか
小切手とか手形を有名銀行のものにしたがるお客さんが多いのも事実です
当座預金があれば、借り入れがなくても小切手とか手形は発行できますから
実は、有名銀行がお金を貸している(有名銀行から信用がある)かどうかは分かりませんが
いわゆる融通手形とかを使う人はこの点を重視されるようです。。。(以前はそうでした)

さて、銀行は「経営のパートナー」だと、つねづね言ってまいりましたが
今のように景気が悪く、貸し渋りの時代には、
まるで「火消し」のように「火事の火を消すのがいい銀行」と思われてしまうかも知れませんね

でも、本当は、植木屋さんのように
①花が咲いた後に剪定し
②施肥のタイミングをアドバイスし
③枝ぶりを評価する
④お庭のバランスのチェック
そういうのも大切な銀行のお仕事です


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芸能人やスポーツ選手には融資はしにくい [銀行(員)と付き合う法]

実は、有名歌手やタレントスポーツ選手には融資がしにくいのです
逆に、「借金の多い」芸能人はなぜか銀行以外のところから借りていらっしゃるようですね

超売れっ子の歌手や有名スポーツ選手であっても
「来年も売れっ子や有名であり続ける」のはかなり難しいことです

典型的なのは住宅ローンです
10年~30年先のまで、売れっ子であったり実力のある有名スポーツ選手であり続けることはかなり難しいことです
いわゆる「先行き」が不透明だから、長期のローンには不向きなのです

(失礼ながら)平凡なサラリーマンのほうが、ご融資はやりやすいのです
理由は簡単です
①コンスタントに収入がある
②退職金が期待できる
③いざとなれば給料の差し押さえもできる
④財形貯蓄とか積立の経験があるなら、毎月コンスタントに定額の返済資金を用意する習慣ができている
などが主な理由です

①一時的な大金よりもコンスタントに毎月定額を積み立てを行うこと
②一時金が手に入ったら、目減りの可能性の少ない資産(住宅・預金)等に、まず振り向けること
これが日本のサラリーマンの経済生活の知恵です

企業でも同様です
一時的な高収益に対して
①均てん化(平準化)すること
②高収益はいつまでも続かないと考えること
③低収益(赤字)の時の備えをすること
が経営の柱には必要です

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「資金繰りがラクになる銀行交渉」とは。。。。 [銀行(員)と付き合う法]

ある雑誌の広告の見出しに「資金繰りがラクになる銀行交渉」と言った趣旨のものがありました
中味を読んでないのでその記事についてのコメントはできませんが、
小生の現場での経験をお話しましょう

結論から言いますと
「資金繰りがラクになるのに王道はない!」と言うことです

先日テレビの番組でこんな紹介をやっていました
ある金融機関が業況不芳先の貸付継続の条件としてとった対応策のことでした
「売上の前月比40%増」というテーマ
をその企業に与え、それをクリアすれば融資継続をするというものでした。

その結果、その会社は、家族を挙げて売上増大に向けて汗を流しておられました。
おそらく前月比では売り上げ増は達成できたのではないかと思います。

この話を皆さんはいかが思われますか?
①売上は上がったけど、経費がそれ以上かかっていたら、経営はやはりしんどい
②毎月、この売上レベルを維持しないといけない
と言うことが重くのしかかってくるはずです

資金繰りをラクにするには
利益を出すこと
借金の額を減らすこと
が基本です

そうはいっても、今既に借りている借入金の負担が重い人にとっては
金利を引き下げてもらう
元金の一回あたりの返済金額を減らしてもらう(最終回にシワを寄せる)
元金の返済を棚上げしてもらう(元棚(がんたな)といいます)
元金優先充当をしてもらい借入金の根っこから減額を優先する
借入金が複数口ある場合は、一本化(口数整理)し、借入枠に余裕があれば、その範囲で追加借入を行う

などが一般的な方策として考えられます
①②③④は新たな借り入れはできない最終的なやり方であり、一本化(口数整理)も条件変更に該当し、次回からの借入がやりにくくなったり、違約金を取られたり、金利を引き上げられたりすることがあります
と言うことを理解しておいていただきたい

借入金は、利益で返す と言うのが大原則なので、
①どんなに売上高が大きくても利益が出ていない=赤字である限り、いつかはさらに負担が重くなる
②どんなに売上高が小さくても利益が出ている限り、借入金は円滑に返していける
と言うことを経営のテーマにしておかれるのがいいと思います

利益を増やすには、売上を上げることも大切ですが、費用(経費)を減らすと言うことが一番です
そして、
利益が出る目処がないかぎり借入は増やさない、借入を増やすのなら利益を出す
と言うことを徹底してください


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銀行員の給料はなぜ高い(と言われている)のか。。。。 [銀行(員)と付き合う法]

おそらく平均的な銀行員の給料は、同じような年齢層のサラリーマンと比べると高い(高給な)のかもしれません
ここで、おそらくというのは、
①ほかの企業と正確に比べたデータがないこと
交際費・接待等々まで考えるとどうなのかわからない
ということがあります

小生が知る限りでは、銀行員はかなりストイックな仕事です
最近、生保・損保・証券業界でも「コンプライアンス」ということでルールが厳しくなっているようですが、銀行員のレベルから比べれば20年くらい遅れているというのが実態です

お客さんの見る目も、銀行の行員と保険・証券の社員の方では、知らず知らずのうちに区別をなさっているのではないでしょうか。。。。。
おそらく会話の種類もアフター5での付き合いもかなり違うのではないでしょうか

小生が見る限りでは、一般行員の給料は少し高いかな・・・ということがあります
以前は、銀行員の仕事は「1円でも合わなければ帰宅できない」という言葉に代表されるように残業の多い職場の典型でした
今では、機械化が進展したこともあり、5時になれば帰社するのが当然という文化も定着しつつあります

しかし、銀行員にはどのビジネスよりも強く要求されていることがあります
それは「守秘義務」です

「銀行員は堅い」といわれる理由は
お金に細かい
情報は漏らさない
という仕事上の要請から来るものがそうさせるのでしょう

たとえば、営業場に「10円」が落ちていたとしたら
皆さんの会社では、「これは私のです」といって財布に戻せばだれも何もおっしゃらないのではないでしょうか
銀行では、お金が商品ですし、だれの所有物なのか名前が書いてある「10円玉」はありません
・・・・・・敢えて言えば「日本国」と書いてはありますが。。。。。

もし、皆さまからお預かりした預金が、1円少なかったら、みなさんはどう思われますか?
「1円くらい、いいよ!まけておくよ」などとおっしゃる方は一人もいらっしゃいません

お金に細かくなるのも当然です

もし、銀行員の給料が低くて、残業もなくアフター5に時間がいっぱいあったのなら
中には、夜の商売で働く方もいらっしゃるのではないでしょうか。。。。。

「夜の商売」と敢えて言いましたが、いわゆる「お酒」の絡む仕事です
その席で、「実は、あの会社は、財務内容が悪い」「儲かっていない」「あの人は預金をいっぱい持っている」などとうっかりしゃべろうものなら大変なことになります

従来より、守秘義務を高く求められる仕事としては、
医者
弁護士
公務員
銀行員
というのが典型的でした

お医者さんや弁護士さんは、法律で国家資格が求められていますし、また社会的なステータスも高くなっているようです
公務員(お役人)の方は、やはり、相対的に地位が安定しています
(関係ないですが。。。勲章をもらわれる公務員の方はすごく多いようです)
銀行員はどうでしょうか・・・・・

ただ、銀行に就職が決まると「いいとこに決まったね」と一族・知人・友人から評価されるのも銀行員なのです

※大変失礼な話ですが、しかも昔の話ですが。。。。
「●●さんにもこの保険に入っていただきました」とか「○○さんは、糖尿なので保険には入れなかった。。。」などと、あちこちでおっしゃっていた保険のおばさんが懐かしくもあります

銀行員の犯罪 (「業務外とはいえ元行員が事件を起こしたことは誠に遺憾」とは。。。。) [銀行(員)と付き合う法]

銀行員が犯罪を起こすとその金額が大きいですね
もっとも、大きいものだけ報道されているということも言えますが。。。。。。

また、巨額の詐欺話が発生したようです
この報道を見て思うのは
こういう「うまい話」に乗る人も相変わらず多い
被害者の中には、同行の現役行員やOBも含まれている
懲戒解雇となっているにもかかわらず、銀行側は「業務外とはいえ元行員が事件を起こしたことは誠に遺憾」とコメントしている
ということです

まず①についてですが、
「よく考えれば、こんなにうまい話はあるはずはない」
とか
リターンが高いものは、リスクが高い」
と考えるのが常識ではないかと思います

②についてですが、
自行の行員やOBも含まれているということは言語同断です
組織としてどうなっているのでしょうか。。。。。。
「細かい」のが銀行員の特徴のはずです

③についてですが、
「業務外とはいえ元行員」という表現は不思議です
詐欺行為があった当時は歴とした行員です
まして「業務外」というのは銀行側の目線であり、顧客目線なら関係のない話です
おそらく「○○銀行の行員」というラベルは信用を倍加させたはずです

もし、銀行側に損害賠償義務が発生したとしたら、どなたが責任をおとりになるのでしょうか。。。
銀行の損失を問題にしないといけないのは
皆さまからお預かりした大切なお金から生み出した利益を犠牲にしなければいけないということです

かつて、
①何人かの女性行員が男性に多額のお金を貢いだことがありました
 なかには、「歯医者に行ってくる」と言って、仕事を抜け出したケースもありました

預金の移動はその日にわかります
 大口の資金移動には注意を払っています

②かつて、いくつかの地方自治体の預金が解約され横領されたケースが何度かあります
 自治体の預金が大きく解約されると、一般的にはおかしいのではないか!と思うのが普通の銀行員です

快適な職場のノウハウ・ハウツーを論じる人が多いのですが
こういう事件が起こるとうんざり・げんなりしてしまうのも心情です

銀行は「仕組み」と「組織力」で仕事が行われています
ですから
気が利くことはあっても、個人プレーはないものです
「細かい」とか「口やかましい」という言葉が銀行から消えたら、信頼や信用は一気に崩れて行きます
「一人一人には権限がない」ということも踏まえておいてください
「担当が長くなったら、変える」というのも当然求められることです



銀行員の犯罪(「業務外とはいえ元行員が事件を起こしたことは誠に遺憾」とは。。。。) [銀行(員)と付き合う法]

銀行員が犯罪を起こすとその金額が大きいですね。
もっとも、大きいものだけ報道されているということも言えますが。。。。。。

また、巨額の詐欺話が発生したようです。
この報道を見て思うのは、
こういう「うまい話」に乗る人も相変わらず多い
被害者の中には、同行の現役行員やOBも含まれている
懲戒解雇となっているにもかかわらず、銀行側は「業務外とはいえ元行員が事件を起こしたことは誠に遺憾」とコメントしている
ということです。

まず①についてですが、
「よく考えれば、こんなにうまい話はあるはずはない」
とか
リターンが高いものは、リスクが高い」
と考えるのが常識ではないかと思います。

②についてですが、
自行の行員やOBも含まれているということは言語同断です。
組織としてどうなっているのでしょうか。。。。。。
「細かい」のが銀行員の特徴のはずです。

③についてですが、
「業務外とはいえ元行員」という表現は不思議です。
詐欺行為があった当時はれっきとした行員です。
まして「業務外」というのは銀行側の目線であり、顧客目線なら関係のない話です。
おそらく「○○銀行の行員」というラベルは信用を倍加させたはずです。

もし、銀行側に損害賠償義務が発生したとしたら、どなたが責任をおとりになるのでしょうか。。。
銀行の損失を問題にしないといけないのは
皆さまからお預かりした大切なお金から生み出した利益を犠牲にしなければいけないということです

かつて、
①何人かの女性行員が男性に多額のお金を貢いだことがありました。
 なかには、「歯医者に行ってくる」と言って、仕事を抜け出したケースもありました。
預金の移動はその日にわかります。
 大口の資金移動には注意を払っています。

②かつて、いくつかの地方自治体の預金が解約され横領されたケースが何度かあります。
 自治体の預金が大きく解約されると、一般的にはおかしいのではないか!と思うのが普通の銀行員です。
快適な職場のノウハウハウツーを論じる人が多いのですが、
こういう事件が起こるとうんざり・げんなりしてしまうのも心情です。

銀行は「仕組み」と「組織力」で仕事が行われています
ですから、
気が利くことはあっても、個人プレーはないものです
「細かい」とか「口やかましい」という言葉が銀行から消えたら、信頼や信用は一気に崩れて行きます
「一人一人には権限がない」ということも踏まえておいてください
「担当が長くなったら、変える」というのも当然求められることです



なぜ借入過多になったのか(なぜ借入が多いのか・・・・・借入をした理由を分類してみましょう) [銀行(員)と付き合う法]

倒産した企業というのは、『借入過多』であった」 と報じられていることが多いようです。
なぜ、借入金が増えてしまったのでしょうか
それは簡単です、借入を行ったからです。

そういう企業は、どうして、なぜ借入を行ったのでしょうか?
その理由は意外と類型化できるものです。

経営不振・不芳型
①売上が思うように上がらないか、あるいは、儲け(もうけ)が出ず、資金不足となって、銀行からの借入で凌いだ(しのいだ)。
②取引先が倒産した(あるいは支払を停止したまたは繰り延べした)ため、売上金の回収ができず資金不足になった。
③銀行で割引していた受取手形が不渡りとなったので、買い戻しのため借入を行った。
※②③は「突発」的に起こるのかもしれませんが、与信管理不足及び貸倒引当金不足に起因します。

資金繰り緩和型
④売上金の回収までの期間が長く、回収までのつなぎ資金として借入を行った。
⑤賞与(ボーナス)や退職金の支払いのために借入を行った。
⑥既往の借入金の返済が進み、返済資金の分だけ資金が不足した。

前向き経営型
⑥工場建設や店舗新設や機械の購入などの設備投資を行い、その資金を借入でまかなった。
⑦増産や売上増加が期待でき、仕入れ資金として借入を行った。
⑧M&Aの資金として借入を行った。

突発型
⑨建物が壊れたり、車や機械が故障したため修繕し、その費用を借入金で支払った。
⑩保証人となっていたため、その保証履行を求められたため、自分(自社)の借入になってしまった。
⑪火事や災害や食中毒など営業できない事情が発生したため、売上が上がらず、突発的に資金不足が発生したため借入を行った。
⑫会長が死亡し、多額の退職金の支払いが生じたため借入金でまかなった。
⑬急に株式の買取りを行う必要が生じ、資金が必要となった。

投機型
⑭本業とは関係のない、ゴルフ会員権や有価証券あるいは賃貸ビル・土地等を購入した資金をローンで調達した。

その他
⑮社長の自宅の建設資金として会社が銀行からお金を借入、そのお金を転貸した。
⑯銀行員に頼まれ、やむを得ず付き合いで借りてしまった。
⑰金利が低かったので、予備のために借りた。
⑱いつも必要以上に借りてしまっていた。

お金には区別はありませんが、借入金にはそれなりに理由があります
以上の理由だけでは足りないかもしれませんが、思い当たるだけでもこれくらいあります。

もしあなたの会社のバランスシートに借入金があるのなら、今のうちにそれぞれの借入金を分類してみませんか。。。。
明日にでも倒産してしまう会社でない限り、ぜひやってみてください。

倒産する会社というのは、「借入過多」=借入金が多すぎてお金が返せないのですから。。。。
そういう会社ではないけど借入金があるという会社は、今こそ点検してみてください。

なお、
借入は、利益で返済するのが原則です
(少し極論をすれば)
借入をすれば利益が出るのです
利益が出る可能性が高いから借入を行ったのです

借入過多だということは、借入を返すだけの利益が出る予定だったけど、実際には利益が出ていない
ということになります。

あるいは、借りるつもりではなかった、あるいは、借りる必要はなかったけど借りてしまったという借入金は、実は必要なお金だったのです
結果論かもしれませんが、いらないお金なら、今、手元にそっくり残っているはずです。

このように、現在ある借入金を類型化・分析してみると
①今後の返し方がわかる
②今後新たな借入を行う際の参考になる
③財務管理を行う上での重要なことが分かってくる
というようなことがあるかもしれません。

折に触れて、銀行からのお金の借り方・返し方についてコメントしてみたいと思います。

銀行員は10年後のあなたの会社を見ています [銀行(員)と付き合う法]

どんな商売でも、お取引先が、あっけなく倒産していくのは嫌なものです。

特に銀行員の場合は、「ご融資をした時(お金を貸した時)から、ビジネスが始まる」といっても過言ではありません
 なにせ、貸したお金に利子を付けていただき返していただくのが商売ですから。。。。。
貸出期間が10年などというローンもあります。
期間1年の貸出であっても、期日に同額で反復貸出を行っていることも多く、実質的には長期の貸出になっています。
とにかく、返していただかない限り仕事は終わりません

おそらく多くのビジネスは、「もの」を売った瞬間に終わるものが多いのではないでしょうか。。。たとえば、
株式公開のお手伝いをされた証券会社の方なども、「公開」してしまえば、仕事は終わりです 後はマーケットに聞いてください状態です。

保険屋さんも、保険会社の側からすれば、保険の申し込みがあったら、事実上終わったようなものです。
保険料が払われなかったら失効するだけですし。。。。(極論ですが)
事故(あるいは支払事由)が起これば、機械的にお支払すればいいのですから、

皆さんがビジネスに向き合う時、10年後まで考えたビジネスは意外と少ないのかもしれません。
足元の効果としては、大変有意義なものであっても、たとえば10年後にそれが活かされていたとしたら、最高のビジネスではないでしょうか。。。。。

サラ金でお金を借りるとなぜ返せないのか。。。。 [銀行(員)と付き合う法]

サラ金」という言葉も最近は聞かなくなりましたね
でも、いわゆる「街の金融業者」さんとかでお金を借りて、返せなくなった人の話は、きっと今でもあるのではないでしょうか。。。。。
いわゆる「多重債務者」とか「多額債務者」と呼ばれます

借入には、「いい借入」と「悪い借入」があります

そんな話は聞いたことがない、とおっしゃる方もいらっしゃると思います
銀行の基本は「いい借入」です
企業のバランスシートの「借入金」も「いい借入」が好ましいのは言うまでもありません

「いい借入」というのは
1.お金を借りると、結果的に利益が出るもの
2.近い将来に資金が入るので、その時までの「つなぎ借入」
が典型的です

具体的に説明しましょう
1.お金を借りると、結果的に利益が出るもの とは、

工場の建設、機械の購入、店舗の新設・修繕などが挙げられます
たとえば、新しい工場を建設したり、機械を購入したりすると、増産が期待でき、おそらく利益も相応に上がるのではないでしょうか

しかしながら、工場の建設や機械の購入には、資金が要ります
①この資金を借入し、
②本格稼働するまで据え置きをし
③軌道に乗り、利益が出始めて資金繰りが楽になったら、元金の返済を始める
という借入です
事業計画に狂いがなければ、「いい借入」です

借入をしたら「利益」が出るというのがポイントです
しかし、計画が無謀で、ある意味計画的でなかったら、借入過多になってしまいます

2.近い将来に資金が入るので、その時までの「つなぎ借入」 とは、

たとえば「1週間後に、まとまったお金が入る」というような場合、入金までの資金繰りのつなぎ借入です
そのまとまったお金の振込先を、借入をした銀行にしておくなどしておけば、返済はほぼ確実です

ポイントは、返す当てが明確だということです

これらが典型的な「いい借入」の例です
もしあなたがサラリーマンで、いわゆる「サラ金」からお金を借りたとしましょう

さっきの「いい借入」の例をなぞらえるなら、
1.「サラ金」でお金を借りたら、給料が上がることが必要です
失礼な言い方をすれば、「サラ金」でお金を借りなければいけないような状況な時に、給料は上がりますか?
もし、きちんとした収入の増額の見込みがあるのなら、普通の銀行や親兄弟・親類縁者でも貸していただけるはずですね

2.「サラ金」でお金を借りるのなら、返済の目途が立っていることが必要です
明らかに、明日、ボーナスが入るけど、今日、どうしてもお金が必要であるというような時には、有効なこともあります でも、そういうギリギリの資金繰りでは、やはりどこかで、資金不足が始まってしまうのが「世の常」です

「上から目線」で書いてしまいました
お気に障ったら、ごめんなさい

ただ、企業の借入にも同じことが言えるのではないでしょうか。。。。。

10,000円借りてタバコ1個の利息とは。。。。。(この金利は安いのかな。。。。?) [銀行(員)と付き合う法]

以前のことです タバコ1箱が100円くらいのことがありました
その当時のことです

「10,000円を10日間借りて、利息は100円」という説明を聞いて、皆さんはどう思われますか?
いかにも安い印象です

ただ、
1.もし10日で返せなかったら、どうなるのでしょうか?

1か月は30日とすると、その3倍の利息になります
10,000円に300円の利息になります

1年(12か月)なら、利息は、その12倍になります
100円×3倍×12カ月=3,600円です

10,000円を10日でタバコ1箱(100円)の割合でお金を借りたら、1年では利息は3,600円になりますね

2.ところで、10,000円で足りますか? 10倍の100,000円くらいは借りたいですね

となると
1か月では、3,000円の利息
1年(12か月)では、100円×3倍×12カ月×10倍=36,000円 になります

100,000円を1年間借りると、返す時には、元利合計で136,000円になるのです

3.そんな返済期日の日、「元利金合計をもう1か月貸してあげますよ」と優しく声をかけられたら、思わずラッキーなどと考えてしまいませんか?

1年と1か月目の返済期日には
利息は、136,000×100円/10,000円×3倍=4,080円になります
元利合計の返済額は140,080円になってしまいました

単利で計算してみると、年36.5%の割合の利息(利率)になります
話のマジックに陥らないように気を付けてください

※年利計算の方法(365日の日割計算ベース)
100円/10,000円×1/10日×365日×100%=36.5%

つまり
①元本に対する10日間の利息の割合は1%です
②1日なら0.1%です
③365日なら36.5%になりますね
 これで年利36.5%ということになります

なお、よく言われる「トイチ」というのは、「10日で1割(10%)の金利」のことです 年利に直すと365%になります

たかが、たばこ1箱の話ですが、「やめるつもり」のタバコがやめられない方も多いはずです
「俺がタバコをやめればいい!」と言うわけにはなかなか行かないものです





銀行から「お金を借りませんか?」とセールスを受けた時 [銀行(員)と付き合う法]

人に頭を下げてモノを借りるのは嫌なことですね。
ましてや、お金を借りるとなるともっともっと嫌な思いをなさるのではないでしょうか。。。。

ところで、銀行員から「うちの銀行のお金を使ってください!」とセールスを受けられたご経験をお持ちの企業や人はかなりいらっしゃるのではないでしょうか。。。。

銀行員も、基本はセールスマンです。
ときどき(いや毎日)「うちの銀行のお金を借りてください!」といってセールスをしています。

こう申し上げた時、皆様の反応には三つのタイプがあります

1.「えっ!うちに貸してくれるのか。。。」と回答されるタイプです

この回答は、概して優良企業に多いお答えです
優良企業といえども、前向きの設備投資をお考えのことは多々あります。
優良企業の側から頭を下げてまでして、銀行から融資を受けるというのは忸怩たるものがあります。
そんなときのセールスですから、企業にとっても銀行にとっても、いい話につながることが多いです。

業績のいい企業の経営者は、自社の業績や財務内容に熟知されているものですが、
銀行に融資を申し込むにあたっては、
①頼みに行けば貸してくれるに違いない。
②しかし、頭を下げて借りるのはしゃくである。
③あるいは、財務内容に問題でもあるのかと疑われるかもしれない。
などとお考えになるはずです。

業績のいい企業ほど、「貸してくれる」という言葉に敏感になられるような気がします。

2.「それで、金利はいくらなの?」と聞き返されるタイプです

多くの企業がそうです。
まず、金利の話をされる方が多いのですが、こういう方は、タイミングや金利条件が我が意を得れば、いつでも借りたいというお考えの企業群です。

資金繰りや財務内容にそれなりの課題があったりするので、「貸してくれる」ということへの反応がストレートに出てきません。 やはり、金利とかの条件面に話がすぐ行きがちです。

3.「ところでいくら貸してくれるの?」という次のステップに踏み込んでいかれるタイプの企業もあります

実は資金不足が想定されており、「渡りに船」+「今のうちに借りられるだけ借りておきたい」ということです。

一概に言い切ることはできませんが、もしあなたが社長さん(企業経営者)なら、
①銀行から融資のセールスを受けた時は、どんな対応をなさいますか?
②その理由はなぜですか?
そんな風に自問自答してみてください。

業績のいい企業なら、貸出の条件は言わなくても最優遇のはずです。 したがって細かなことは言われないのです。
こういう話のやり取りの中に、企業の「強み」や「弱み」とも思われることが垣間見えたりすることがあるのです。

ただ、組織的に対応される会社の中には、ご担当の方が決裁のために「稟議(りんぎ)」をお書きになるらしく、借入のそもそも論よりも、条件面の有利さや見栄えばかり追求される企業もあります。

実のところ、支店長があるいは担当が「貸しましょう!」といっても、銀行内部の決裁はかなり大変なのが実態です。
また銀行員は個人プレーが禁じられています
さらに内部の「稟議決裁」制度がルール化されています

セールスに来るということは、それなりに融資シナリオの決裁を得たうえでご提案しています。
ですから銀行員の描いたストーリーに適うように、あるいは、銀行員が稟議決裁を受けやすいように説明されると、意外に簡単に融資が受けられることも多いです


銀行からの借入に効率を求めないでください(損して得取れ!) [銀行(員)と付き合う法]

たとえば、7月27日の月曜日に、不動産を購入されるとしましょう
所要額は120百万円(1億2千万円)です

銀行から100百万円(1億円)を借り、残りの20百万円(2千万円)は自己資金を充てることを想定してください

では、みなさんは、いつごろ銀行からお金を借りますか?

A案:7月27日(月)…不動産売買の当日
B案:7月24日(金)…不動産売買の前営業日
C案:7月17日(金)・・不動産売買の日の相当前
D案:6月26日(金)・・・不動産売買の日の1か月前

正直にいえば、いつでもいいのですが、目安としてA案~D案まで4つの案を想定してみました

A案:使わないお金に借入利息を払うのは無駄なので、効率を求めて、不動産売買の当日に借入をする
B案:やはり、余裕を持って前日(このケースは前営業日)に準備して待つ。。。資金は当座預金に入れておく
C案:それなりに余裕をもって、事前に借入。。。。資金は当座預金または普通預金に入れておく
D案:不動産売買の1か月以上前。。。。ただし、資金は1か月の定期預金にしておく

などの方法です
皆さんなら、A案~D案のいつごろの借入時期を希望されますか

銀行の希望としては、1カ月以上前から借りていただき、まだ必要時期ではないのに、借入利息を払っていただくのはありがたいことです
以前なら通知預金にでもしていただいて、日常の資金とは区分けして、預けていただくのはうれしいことです

小生が、新米の貸付担当の時、1か月以上前に借入をしてもらい、預金をしてもらうのは忍びないという気持ちがありました
ある時、業績のいい会社の社長さんがお礼に見えました
「早く段取りしていただきありがたい」
小生が、「お使いにならないのに、ずいぶん前に借りていただくので申し訳ないですね」と詫びを入れたら
「とんでもない、すごくありがたい」とお礼を頂きました
理由を尋ねたら、
「どうしてもほしい不動産です 資金の手当てができていたら、バタバタしなくて済むし、取引も余裕をもって交渉できますよ」とのことでした

長期的に収益を考えての不動産取得なので、1カ月くらいの利息の負担よりも、資金手当てを確実にし資金面でのトラブルもなく不動産売買を行いたいというのと、少しは銀行にも協力して置きたい
とのことのようでした

確かに、
①当日の資金借り入れは、負担利息から見れば効率的かもしれませんが、事務的な問題で、入金が遅れたりすることもありました
②あるいは、融資できるのかできないのか確定しないまま(はらはらしながら)取引の交渉にあたられた方や、
③結果的に資金が出なくて、不動産取得を断念されたケースもあります
④事前に手形でお支払いになっていたケースなどは、不渡り懸念まで生じてしまい、信用まで失墜してしまった企業もあります

銀行もそんなにあくどいことをしているわけではありません
余裕のあるビジネスというのが、健全ビジネスの基本です
不動産取得等は、儲かっている企業でも大きな投資であり賭けです
「損して得取れ!」というのでしょうか。。。。

資金の裏付けのあるビジネスは心強い!ということをあらためて意識したものです

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決算報告を銀行にしてください (そして銀行にアドバイスを必ず求めてください) [銀行(員)と付き合う法]

今は、3月決算会社の決算説明に銀行を訪問される方も多いのではないかと思います。

この一年間の成績の報告です。
せっかくの機会ですから、銀行にアドバイスとコメントを求めてください

取引銀行への説明を駆け足でなさる企業
質問があれば後でしてくださいと好意的におっしゃる企業
も大変多いようですが、
これはせっかくの機会なのにもったいないことです。

銀行は、お金も貸してくれますが、知恵も貸してくれます。
決算説明の時に何も質問がないような銀行は、あとからもたいした質問はしてきません。
コンピュータで分析する時に必要なことを聞いてくるだけです。

決算説明の時には、
①必ず社長が同行されること
②説明はどなたがなさっても可
③NO2の方、営業担当の方、後継者の方も同席できればよりよいですね

④前期との比較表を作成しておくこと
・・・・・昨年より良かったこと、悪かったことを明確にしておくこと
⑤今期の方針を明確にしておくこと
⑥今期の資金計画を明確にしておくこと

⑦所要時間を1時間もらっておくこと
です。

銀行にとっては、1企業のことですが、あなたの企業にとっては、社業の命運を握るコンサルタントです
銀行から借入をしてるかどうかなんかは関係ありません。
銀行こそ最良のホームドクターです。
銀行員の対応ぶりや顔色や診断結果次第で次のステップへ進まれることも得策です

お金に困ったときだけ銀行に頼るような取引はもったいないことです
銀行員はサラリーマンで転勤も多いので親身になってアドバイスをしてくれる人は少ないかもしれませんが
こういうタイミングは、銀行の良しあしを見極めるチャンスです。

銀行は慈善事業ではありません しかし間違いなくあなたの会社の経営のパートナーです


銀行員の勘違い。。。(機械化が進みすぎた結果かも。。。。) [銀行(員)と付き合う法]

お金をお持ちの方が、銀行を見る目には厳しいものがあります。

たとえば、「この方は大口預金者だ!」ということで、大きな声で「いらっしゃいませ!」「毎度ありがとうございます」と言おうものなら、お怒りになるお客さまもいらっしゃいます。

そういう方は、いつも閉店間際に、普段着でやってこられます。
とにかく、「目立ちたくない!」
「ご近所の方には知られたくない」
ということのようです。
奥ゆかしく、平凡にお見えになります。

これもお客様の話ですが、ある銀行に行った時の面白い話をされていました。

その銀行は、ドアをくぐると、番号札をとる機械があるのですが、小さな文字で書いてあって、その項目もわかりにくいらしいのです。
おろおろしていると、フロア担当のおじさんおばさんから、一言、言われるそうです。
「払い出しですか。。。!」と。。。。
一回ならずも毎回のことらしいのです。
確かに風采が預金をしそうにない方なのかもしれません。

あまりに頭に来るので、窓口の担当の人に
この銀行は、私が来るたびに「払い出しですか?」と聞く。 どうして「お預け入れですか?」と聞かないのか不思議でたまらない。よほど払い出してほしいらしい。」
とおっしゃったそうです。

担当の方もあわてて、「そうですよね。。。後で言っておきますから」とお答えになったそうです。
残念ながら、その次にお訪ねされた時も「払い出しですか?」と聞かれたそうです。
「払い出しなら、言われなくても、機械でします」と捨て台詞を言ってしまわれたそうです。

また、ある時は、預金をしようと長椅子で待っていたところ、
フロアレディの方が飛んできて、「お客様、ご預金ですか?預金ならATMでできますが」とアドバイスされたそうです。

その彼は「定期預金もできるのですか?」と彼女に聞いたところ、
彼女は「300万円までならできますよ」と当たり前のように答えたそうです。

彼はその時、「私は1億円の定期預金をしようと思っていたのですが。。。。」と話したらしいのです
実は彼は本当に1億円の定期預金をしに行かれたようです。

そうこうするうちに、担当の男性が出てきて、カウンターに案内されたらしいのですが、
「失礼の一言もなく」まるで「厄介な爺が来た」といった対応だったようです

1億円ものお金をもって、銀行を渡り歩くのも鬱陶しいので、その銀行で定期預金に預けたとのことですが、
「今日日の銀行は、1億円でもありがたがらない」と憤慨されていました。

個人情報云々が声高で叫ばれる昨今のことですから、店頭などの人前でお客様の預金額を確認するのはルール違反です



ビジネスマンが「うそ」をつくと。。。。。 (覆水盆に返らず 失った信用は戻らない) [銀行(員)と付き合う法]

「うそも方便」という諺がありますが、ビジネスにも通じるのでしょうか・・・・・
答えはNOです

ビジネスの上では、「うそ」は禁物です

銀行というのは
貸出のことを「与信」と言い
預金のことを「受信」と言います

文字通り、
「信用を与える」という意味の「与信」
「信用を受ける」という意味の「受信」です

いまさらながらの話ですが「信用命」が銀行取引です

実は、この四月から、小生のもとにある営業マンがやってきています
月に二回くらい彼と話すのですが、最近「あれ?」と思うことが増えてきました
前評判では、優秀な営業マンらしいのです
しかし、なんとなく違和感があります

彼の話はかっこいいのですが、最近あることに気がつきました
つまり、「結果としてのウソ」が多いことです
意図したうそではないのでしょうが、あまりにも内容がひどいのです
つまり「あの時、ああ言っていたではないか。。。。」
「そんなことは言ってなかったではないか」
と思うことが多いことです

こうなると「不信の塊」になってしまいます
たとえそれが誤解であっても、なかなかその誤解は解けません
「胡散臭い」やつの仲間になってしまいます

なぜこうなってしまうのでしょうか?
理由を押し測ってみると
①前回発言したことを前提に話さない
②会社の方針をよく租借していない
・・・・自分に都合のいいことだけを伝えにくる
③当方に敬意を払っていない
・・・・言葉遣いの問題ではなく「お客様のためになるか!」という気持ちがない
ということなどでしょうか。。。。

おそらく彼も一生懸命やっているのでしょうが、「なんか違うぞ。。。」と思わせてしまったら
やはりビジネスマン失格です

将来、おかしくなる企業というのも、
①なぜかつじつまの合わないことがある
②なぜか調子がいい
と言った特徴があります。。。。。

銀行員と転勤と夏休み・・・・あぶり出し [銀行(員)と付き合う法]

銀行員には
①1週間の連続休暇・・・・いわゆる夏休みです
②2~3年での担当替え
③2~5年サイクルでの転勤
というのがあります

多くの皆さんからは
休暇については、「いいなぁ!」「いい御身分で」と思われるかもしれないし
担当替えについては、「せっかくよくしてもらっているのに、もう代わるのですか」
転勤については、「もう代わっちゃうのですか?」「大変ですね」「今度はどこへ」「後任はどなたですか?」
と言ったお話が必ず出てきます

1週間の連続休暇については、途切れてはいけません
行員の福利厚生と言えば聞こえがいいのですが、実は「あぶり出し」です
転勤も担当替えも、実は、不正とか癒着とか放置したままの仕事の「あぶり出し」です

銀行員の方も、
①1週間の休暇が計画的に取れるようになりました
②実は、同じ会社の決算書を何度も見ていると飽きてきます
③どうせ転勤するのなら、人生設計を見据えながら変わっていきたいという思惑も出てきます


銀行員はサービス業ですが、押し売りではありません
企業などのお取引先のアシスタントであり、アドバイザーであり、パートナーであります
おそらく、こういった休暇や担当替や転勤はお取引先にメリットがあります
いわゆる「新しい目」で見てもらえるからです

銀行も企業ですから、担当が変わったからと言って基本的な取引方針は変わりません
また、休暇も転勤も担当替えの一環です
中には、レベルの低いあるいは相性の悪い担当者に代わることもあります
でも、少し待てば、また変わるのです
そして、担当一人で仕事をしているわけではありません
担当⇒課長⇒副支店長⇒支店長⇒本部 というラインで、お取引先を担当しています
ご心配なく。。。。。

さてさて選挙です
今年は、「あぶり出し」元年です
どこの政党がどういいのかよくわかりませんが
昔からの著名な政治家が優秀だったかどうかもよくわかりません
担当を変えてもらって、いろいろなことを「あぶり出してもらう」のもいいものです
組織で仕事をしている人々が多いですから、基本的には大きく変わりません

今度の選挙では、特に大物議員の皆さんが、選挙区に張り付いて、バタバタしておられるようです
あたかも、できの悪い銀行員が、担当替えの直前に、
①隠していた不正を包み隠したり
②まだ担当させてもらったら、「御社はもっと良くなりますよ もっといい数字を挙げられますよ」と請願して
いるようなものです

中には、
①本当に倒産の危機から救ってくれた担当者がいたり
②適切なアドバイスで企業を発展させてくれた担当者がいたり
します

ただ、そういうことも、その効果はすぐには出ません
長い目でいい担当者、いい銀行を選びたいものです

今、不況だとか大変だとか言われていますが、まだ倒産するほどではありません
街ゆく人やTVの報道ぶりを見ているとまだまだ生活に余裕があります

今こそ、担当者を変えて、仕事のやり方や考え方や仕組みの、長所・短所をあぶり出してみたくなったのは小生だけでしょうか。。。。。
一時的には混乱するかもしれませんが、
銀行の担当が変わると
①評価が上がる会社も多いです
②粉飾や将来性を見極めるきっかけになります

正直にいえば、マスコミに登場する人たちをそっくり総とっかえするのもいいかもしれません
彼らは、体制や環境の変化こそ美味しい仕事のネタです

暑い夏もクーラーの中でスーツ着こなして報道している皆さんです
温室の中で育てられた綺麗な花のようです。。。。。


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