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「三都物語」と「人それぞれ」 [どう受け止めたらいいのか]

「あんた最近『人それぞれ』ってよく使うよね」

と後輩に言うと、

「え~、そうですか?昔から使っていますよ」

と後輩。

「そんなことないと思うよ。最近だと思うよ。そう言われると話するの嫌になってしまうんだよ」


私は「人それぞれ」という言葉が大嫌いで、そういう言い方をする人とは「この人と話していても無駄だな」と思ってしまいます。

同意を求めたり、どうなの?と質問したりすると「人それですから」と答えられると、「聞いた私がばかだった」状態になってしまうからです。

この「人それぞれ」用法はいつから始まったのでしょう?

少なくとも「私の辞書」にはありませんでした。


最近ふと耳にした谷村新司さんが歌う「三都物語」という曲に答えがありました。
https://www.youtube.com/watch?v=iT1qxkWiTg4
JR西日本のキャンペーンソングです。
https://www.youtube.com/watch?v=MOvGKuciZpw


ああ なんて
それぞれ 美しいの
ああ なんて
それぞれ 生きているの

という一節があります。

作詞:多夢星人
作曲:谷村新司


この曲では「人それぞれ」という言葉が修飾語として使われています

ところが、最近の「人それぞれ」用法は「人それぞれですから」と言った具合に結語として使われています。


「三都物語」の「人それぞれ」と世の中の人が使う「人それぞれ」では美的な響きがあまりにも違うような気がします。


この曲が生まれたのは1990年(平成2年)だとか。。。。

言葉のちょっとした使い方で、人間関係のぎこちない距離感を生んでしまう退屈な物語があるようです。


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